伐倒した樹木の年輪を数えて樹齢を知ろう

伐倒した樹木の年輪を数えて樹齢を知ろう

はじめに

我々は国有林野県有林の他民有林の間伐を行っていますが、何時植えた樹木なのか、その時に何を思って植樹作業をしていたのかと思い巡らせながら作業をしています。

伐倒後の確認

伐倒した後に年輪を見たことはありますか。我々が伐倒後の切り株を見るのは、①ツルは適正に出来ていたか ②チェーンソーの刃は良く切れていて切断面がデコボコになっていないか ③樹齢は何年だろう などを確認しています。

この木は何年育っていたのか

樹齢は年輪を数えれば分かりますが、なぜ年輪が出来るのかご存知でしょうか。年輪の色が濃い部分は秋から冬にかけてゆっくり成長した部分で、色が薄い部分は春から夏にかけて早く成長した部分です。

年輪はどの部分を数えるのか

右の写真は切り株の上に、その木の中間部分を乗せたものですが、同じ樹齢の木でも根元と上方では年輪の数が違います。樹齢は当然に根元部分で知るのですが、上部の年輪を数える事でこの部分では何年経っているのかが分かります。個のヒノキの場合、根元が24年で直径は20cm、上部は17年で直径は7cmでした。

樹木により成長スピードが違う

樹種により成長スピードはどのくらい違うのでしょうか。下の写真は、同じ場所で成長したヒノキとコナラの年輪を比べたものですが、ヒノキの樹齢は24年、コナラは22年です。しかし、切り株の直径はヒノキが20cm、コナラが32cmでした。これにより、ヒノキよりコナラの成長が早い事が分かります。