間伐する木の本数を算出する方法

使用する道具

はじめに

植林された人工林を間伐するに当たり、手当たり次第に木を倒せば良いというものではありません。
一定の割合で伐採する本数を決める必要があります。
今回は倶楽部が行っている間伐すべき本数を算出する方法をご紹介します。

用意する道具

  • 5.65mの釣り竿(長さが足りない場合は紐で調整します)
  • チョーク
  • 巻き尺(木の長さを測るために20m程度必要 )
  • 巻き尺(木の太さを測るために2m程度必要)
  • 記録紙
  • 筆記具

同じ山でも植栽木の密度が違う

植林された山を遠くから見ているときれいにそろっているように見えますが、実際に山の中に入ると密生している所や、荒い所があります。
これは同じように植林した山でも、その後の成長過程で鹿などが新芽を食べて枯れてしまったり、コナラなどの樹木により日光が当たらずに枯れてしまったりするからです。

山の中を歩き実態を見てみる

間伐をするためには事前に山の中を歩き、後述する「込み具合調査」をする平均的な場所を見つけておきます。間伐する面積により調査すべき場所は数か所必要となりますが、目安として1ha当たり2ヶ所程度です。(面積の2%)

込み具合調査

予め決めて置いた調査する場所で「込み具合調査」を行います。
倶楽部では、5.65mの釣竿を使い、100㎡の面積を調査します。(5.65m×5.65m×3.14=100㎡)調査場所で平均的な木を中心木(右の写真の赤いテープの巻かれた木)として、中心木を中心にぐるりと一周してその中の生きている植栽木(枯損木は対象としません。)の1本1本の胸高直径と中心木との距離を測定して記録します。
この場合、測定した木にチョークで印をつけておくと重複して調査することを防げます。

中心木の高さを測りますが、木が込み合っていて樹高が測れない場合は切り倒して長さを測ります。

平均値から間伐率を算出して間伐本数を決定する

上記の方法で得られたデータを基に、平均胸高直径、1ha当たりに引き伸ばした本数、平均樹幹距離、相対幹距を計算して過密状況を算出します。過密状況により間伐率を算出して、実際の間伐本数を決めるのです。