伐倒の基礎(ツルの上手な作り方)

はじめに

樹木の伐倒方向が決まるのは「ツル」がうまくできるかどうかに掛かっています。既に別ブログ「伐倒の基礎(受け口)」と「伐倒の基礎(追い口)」でツルの重要性は説明しましたが、上手にツルを作る方法を説明します。

上手にツルを作るには

受け口の会合線が伐倒方向に垂直になっているか確認します。確認する方法はいろいろありますが、私はチェーンソーを会合線に垂直に合わせ、チェーンソーの延長方向が伐倒方向に合っているかどうかで確認しています。


次は追い口を作ります。追い口を入れる高さは、受け口の下面より伐根直径の20%ほど高い位置で地面に水平に入れています。(伐根直径が30cmならば6cm上)直径の半分程度切り進めたところで、作るツルの厚さ付近まで手元を先に切り進めます。クサビを打ってもチェーンソーに当たらない30cm程の直径の木ならば、鋸道を確保する意味でクサビを打っておきます。チェーンソーに付いているスパイクを木に刺して固定します。スパイクを利用してチェーンソーを扇状に回し、先を切り進めてツルを作ります。

ツルの確認

最後までツルを作らず、途中で確認する事が必要です。一度チェーンソーを抜き、手前のツルの厚みと奥のツルの厚みを確認します。この時、受け口から確認しようとしてはいけません。万一木が倒れると頭や体を直撃する可能性がありますので、追い口側から確認します。追い口を切り進める時の注意点ですが、チェーンソーを鋸のように押したり引いたりせず、また、手前を切ったり奥を切ったりを繰り返してはいけません。ツルが山のような形に出来てしまうからです。

いよいよ伐倒

ツルがある程度できたら、木の太さによりますが、木を後ろから押して下さい。若しくは、クサビを打込んで下さい。木が伐倒方向に揺れましたか?もう少し切り進めて伐倒して終了です。