人工林に不要なコナラの除伐

はじめに

人工林の中に植林したスギやヒノキの成長を阻害するコナラが育っている事があります。コナラはスギやヒノキよりも成長が早く、放置しておくとスギやヒノキの樹冠を超えて日光を遮り、成長に悪影響を及ぼすために除伐する必要があります。今回はヒノキの人工林の中で育っているコナラを除伐します。

コナラの伐採

コナラはスギやヒノキと違い枝を広く張っています。コナラに登って枝を先に切れば伐倒に必要な空間は少なくて済みますが、危険を伴いますのでそのような事は出来ません。伐倒するには3つの方法が考えられます。
1つ目は、重心に拘らずなるべく空間が開いている方にプラロックを使って倒す方法。
2つ目は、重心に逆らわずそのまま倒す方法。
3つ目は、巻きがらしにより枯れるのを待つ方法。です。
今回は1つ目と2つ目の方法で伐採します。

その1 プラロックを使っての伐倒

スギやヒノキの空間が少し有り、何とかなりそうな(経験値?)場合にはプラロックを使用します。伐倒方向が決まればプラロックをセットして伐倒を行うのですが、プラロックを使うにしても、他の伐倒と同じように受け口と追い口を作る必要があります。受け口を作り、追い口を作って行く途中で早めにプラロック操作者に指示を出して、テンションを掛けながらゆっくり呼吸を合わせながら追い口を作って行き伐倒します。伐倒したと言ってもすぐに地面に倒れるわけではありません。コナラは枝を張っているので必ずスギやヒノキに掛かるため、少しずつ玉切りしながら倒します。

その2 そのまま倒す伐倒

スギやヒノキにあまり影響が出ない状況で有るならば、コナラの重心に逆らわずに伐倒します。重心を見極めて受け口と追い口を作って行くのですが、重心を見誤れば追い口の途中でチェーンソーが挟まれてしまします。(枝を張っているので、重心の見極めが難しい。)ほとんどの場合がスギやヒノキに掛かり、一度では倒れてくれませんが、株元で切り離したらフェリングレバーを利用して、梃子の原理で株元に落とします。玉切りしながら伐倒して終了です。