スローラインとプラロックの使い方研修会

操作説明

倶楽部では会員の技術向上と安全な作業を行うために、研修会を開催しています。

今回は、「スローラインとプラロックの使い方」について研修を行いましたのでご紹介します。

用意する道具

本日の道具

  • チェーンソー
  • スローライン一式
  • プラロック
  • ロープ(20m2本)
  • スリング(2本)
  • スナッチ(2個)

研修前の打ち合わせ

事前打ち合わせ

本日はどのような内容の研修を行うのか、また、その必要性について参加者全員で打ち合わせを行います。(写真は、朝の打合せの様子です。)

打ち合わせを行わなければ、各人の意識が高まらないので必要な事です。

スローラインの投げ方と注意点

投げる姿勢

先ずはスローラインからです。(写真はスローラインに重りを付けたところ。)

重りを付けたところ

(写真は重りを付けたスローラインを目標に向かって投げるところです。)

スローラインが目標の枝に掛かれば、スローラインの先についている重りを外し、ロープに縛り付けます。(写真は、ロープに縛り付けたところと、そのロープが枝を跨ぐところです。)

スローラインとロープ

この際注意すべきは、ロープを手繰り寄せる時に、ロープの先が枝に引っ掛からないように先をあまり出さない事です。ロープを手繰り寄せたらしっかりした立木に固定します。

(写真のように、ロープは外れないように、また、後から外しやすい結び方が必要です。)

ロープの引き上げ

今回は伐倒木に固定しましたが、第3の立木に固定しても結構です。

ロープの固定

プラロックの設置と注意点

プラロックは伐倒木が倒れて来る恐れのない所で、かつ、伐倒者の合図が見やすい位置に設置します。

固定したロープの反対側の先を、伐倒木の幹を跨ぐようにスナッチ(滑車)を経由してプラロックのロープと結合させるのですが、プラロックのロープが最大限(引きしろが長くなるように)になるように結合します。

この際、写真のようにブルジック結びを利用すると便利です。

ロープの途中に結合

たるみを取り、伐倒に合わせて操作すれば目標の所に倒れてくれます。

(下の写真は、プラロックの説明をしているところと、たるみを取っているところです。)

操作説明

たるみ取り

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