植樹後25年目のヒノキの間伐
植樹後25年がたち、第1回目の間伐期を迎えたヒノキの人工林です。
第1回目の間伐はまだ細いものですが、密植されたままですので狭い所では1m程隣にヒノキが立っています。
間伐は、細くて成長が悪いものや曲がっていて将来あまり良い材にならないもの、そしてヒノキとヒノキの間が狭いため隙間を開ける場合などで、間引く感覚で行います。
今日の現場
上記のような前提で予め「選木」したヒノキにテープが巻いてありますので、今日はそのテープが巻かれたものを伐採します。(間伐率などは別のテーマでご紹介します。)
間伐対象のヒノキ は胸高直径10~15cm、樹高8~10m程のものが多くあり、かなりの密植状態です。この写真では分かりにくいのですが、写真の範囲でテープの巻かれたものは10本程あります。
作業開始
間伐対象のヒノキをどちらに倒すべきかを、重心や他のヒノキの状況を考慮して伐倒方向を決定します。いくら細いヒノキと言っても受け口と追い口は基本通りに作らなければなりません。
細いヒノキでも簡単に倒れてくれない
スギは枝の粘りが少ないため、木と木の枝張りの薄い所を狙って倒せばその間をすり抜けてくれることが多いのですが、ヒノキは枝の粘りが強いため同じように倒してもすり抜けてはくれません。
今日の現場もすぐ隣にヒノキがあり、ほとんどの場合が掛かり木になります。傾いて隣に寄り掛かったヒノキを根元から切り離します。
玉切りして伐倒する
倒れた後は枝払いを行い、玉切りして終了です。
間伐の前後
きれいになりました。