間伐材を利用して杭を作る
間伐したスギやヒノキの多くは山中に放置されているのが現状です。
今回はその間伐材を利用して、遊歩道などにある階段の材料にしようと加工しました。 最近は腐食しないコンクリート製の階段が多くありますが、折角間伐材があるのでそれを利用しようと思ったのです。
木材である以上、数年で腐食してしまいますが、それでも行うのが我々のボランティア活動です。
四つ割の材を作る
2m程の間伐材を利用して、まず初めに皮をむきます。間伐直後の皮は気持ちの良いほど簡単にむけますが、暫く経ったものは手間が掛かります。
(写真は、鉈でむいているところです。)
間伐材はそれなりに太く、適当な太さに加工するために、チェーンソーで四つ割にします。
この作業は、チェーンソーを真っ直ぐに扱う練習にもなりますが、縦切りはチェーンソーが不得手とする作業になります。
四つ割にする時に注意する事は、決してチェーンソーの刃を地面に当てない工夫をする事です。
材を斜めに固定して切る方法や、地面に当て材を置きその上に材を置いて切る方法、節のない材ならば薪割り用の斧を使う方法などが考えられますが、いずれも一長一短です。
結果としてきれいな材が出来ればよいのですが、安全を無視した作業は厳禁です。
先を尖らせて杭にする
四つ割にした材を半分に切り先を尖らせれば完成ですが、チェーンソーを使う方法と鉈を使う方法がありますので、試して自分に合った方法で行うと良いでしょう。