クサビのいろいろな使い方
クサビは間伐現場では必需品です。
クサビの使い方はいろいろありますが、今日は代表的な使い方をご紹介します。
クサビの種類
私は使う目的により3種類のクサビを使用しています。
- 大型サイズのクサビ(長さ:27cm、幅:7cm、厚:4cm)
- 普通サイズのクサビ(長さ:21.5cm、幅:7cm、厚:3cm)
- 補助的に使うクサビ(長さ:17.5cm、幅:3cm、厚:3cm)
クサビを使う場面
- 木を伐倒する時に追い口に打ち込み、チェーンソーが挟まれないようにする時。
- 1でツルが出来た後に、更に打込み伐倒する時。
- 伐倒した木を玉切りする時に、切り進めるとチェーンソーが挟まれる可能性がある時。
- 伐倒の途中でチェーンソーが挟まれた場合に救出する時。
専門的な使い方
① 普通サイズのクサビでは厚さが足りず、木が起きない時には大型サイズのクサビに付け替えて倒します。この時の注意事項は、同時に同じサイズのクサビを使う事 が重要です。
② 若しくは、「重ね矢」という方法もあります。
これは、打っているクサビの1~2cm下に突込み切りをしてその空間にクサビを差し込み、先に入れているクサビと共に持ち上げて倒す方法です。 この時の注意事項は、打込んでいるクサビの真下には入れず、半分ほど横にずらした場所に打込む事です。
③ 偏重心の木を伐倒する時には、クサビを打込む場所を考慮する必要がありますが、専門的になりますので省略します。